本研究プロジェクトでは、将来LED照明に代わる新しい照明の実現を目指し、青色レーザーと量子ドットを用いて白色レーザーを実現することを目的として研究を行います。
<2020年9月11日>
本研究プロジェクトによる成果発表を9月8~11日に開催された第81回応用物理学会秋季学術講演会(オンライン開催)で、この研究をしている大学院生による口頭発表を行いましたことを報告いたします。学会発表資料の謝辞へのお名前記載のリターンを希望した方々のお名前を謝辞に入れて発表を行いました。近日中に発表資料のPDFファイルをお送りさせていただきます。コロナ禍で研究が遅れ、発表が予定より遅れましたが、無事に発表でき安堵しています。応用物理学会にご参加された方は、予稿を見ることができますので、もしよろしければご覧ください。講演番号は11a-Z17-2です。
春の応用物理学会で発表予定だった金属回折格子中での非伝搬モードの表面プラズモン共鳴について、シミュレーションを進め、非伝搬モードが発生する条件を詳細に調べ、非伝搬の様子を時間領域差分法(FDTD法)のシミュレーションで確かめることができました。
今後はシミュレーションのモデルにした金属回折格子を実際に作製し、紫外線硬化樹脂に分散させた量子ドットを塗布して発光特性を調べ、非伝搬モードの表面プラズモン共鳴の効果を実験で確かめる予定でいます。今後も引き続きご支援をよろしくお願いします。
なお、この研究は本クラウドファンディングによる資金の他に、日本学術振興会科学研究費助成事業(No.20K05359)、(公財)住友電工グループ社会貢献基金 学術・研究助成の支援を受けて行っています。
<2020年3月6日>
本研究プロジェクトによる最初の成果発表を3月12日~15日に開催される第67回応用物理学会春季学術講演会で研究を行っている大学院生によるポスター発表を行う予定でしたが、新型コロナウィルスによる影響により学会が中止になりました。
ポスター発表資料の謝辞へお名前記載のリターンを希望した方々のお名前を入れるよう準備していましたが、学会中止に伴いポスター発表ができなくなりましたので、今回のポスター発表資料の送付は取りやめ、次回の発表の機会まで延期させていただきます。ご了承いただきますようお願いいたします。
なお、応用物理学会参加予定で参加費を支払われた方、予稿集DVDを購入された方は、発表の予稿を見ることができますので、そちらをご覧ください。発表番号は15a-PA4-7です。
まだ、白色発光素子の作製には至っていませんが、金属回折格子に青色レーザー光を垂直入射したとき、伝搬しない伝搬型表面プラズモン(これを非伝搬モードと呼んでいます。)があることをシミュレーションで見い出し、これを利用して量子ドットの発光増強を狙うことを考えています。今回は非伝搬モードの存在をシミュレーションで明らかにしたことに関する内容を発表する予定でした。
<2019年11月14日>
本研究プロジェクトを実施するにあたり、6月下旬から8月中旬にかけて、クラウドファンディングに挑戦して広く一般の方々から研究費を集めることにしました。おかげさまで目標の40万円を超えるご支援を頂くことができ、本研究プロジェクトを実施することができました。
研究プロジェクトの詳細は下記のホームページを参照してください。
https://academist-cf.com/projects/127?lang=ja
今後、本研究プロジェクトの進捗をこのページで報告していきます。
本研究プロジェクトを実施するにあたり、40名の方々にご支援いただきましたこと、多くの方々にSNSで本プロジェクトを拡散していただきましたことにお礼申し上げます。
また、特に大きなご支援を頂きました方々につきましては、本ホームページにお名前を記し感謝の意を表します。
人見 琢也 様、株式会社渋谷光学 様、齊藤 勝俊 様、河村 希典 様、田口 勇 様
Rossy Rogan 様、鰐渕 健太郎 様、城 健大呂 様